大変希少な初期オリエントダイバーズモデルのご案内です。
獅子マークの無いダイバーはどのモデルを取っても数が少ないのですが、特に矢印型のアロー針が付いたモデルは特に人気が高く、入手困難なモデルとなります。
さて、このモデル。
厳密に言うとダイバーズウォッチではありません。(笑)
文字盤に40Mと表記されていますが、日常生活防水が30Mですので、日常生活防水よりもちょっと強い程度となります。
丘サーファーならぬ、丘ダイバーと言ったところでしょうか。
現在のようにハイスペックダイバー等ほとんど無い時代ですので、こうした日常生活防水の時計でも十分に商品のアピールとしては大きな効果があったのです。
とは言えダイバーと銘打つのはどうかと思いますが・・・。
まあ、その辺はオリエントらしいと言えばらしいですし、何故か憎めないメーカーさんでもあります。(これがセイコーならちょっと見方も違うんでしょうね。)
さて、特徴的な部分をピックアップしますと、やはりアロー針が第一に挙げられます。
カッコイイ・・・これに尽きてしまいます。
くどいようですが、OMEGAスピードマスターのファーストモデルにも採用されているアロー針。
アンティーク時計好きならアロー針に特別な思いを抱いている方は多いと思います。
年代の経過によって夜光がクリーム色に変色し、実に味わい深い雰囲気を作り出しています。
この雰囲気は現在の夜光塗料では生み出せない独特の雰囲気。
文字盤の夜光は当時のままの状態で、針の夜光とのバランスも良い感じです。
画像では分かりにくいのですが、ミラーダイヤルですので、文字盤自体に艶があり、上質な大人のスポーツモデルの雰囲気が漂います。
色褪せや、表記の剥がれが起こりやすいミラーダイヤルですが、表記もしっかり残っており、やや経年変化による劣化はございますが、十分に良いコンディションの部類に入ると思います。
そして、もう一つのポイントがべゼル。
黒地に白抜きのべゼルディスクのパターンが多い中で、数少ないメタルべゼルになります。
黒地のべゼルは傷が付いて色が剥げてしまっている状態の物が多いのですが、メタルべゼルの場合、同じくらいの傷が付いてもそこまで目立たず、かえって良い雰囲気になってしまう場合もあります。
全体的に小傷はございますが、致命的な大きな傷は無く、こちらも良い状態の部類に入ると思います。
ちなみに、画像にブレスが写っていますが、上から4番目のコマが少し伸びており、付けた時にほんの少し隙間が出来ます。
ブレスは社外品の年代物のブレスで、時計との相性も良くとても良い雰囲気です。
実用には全く問題ありません。
ブレスの長さも十分にあります。
下手くそな絵で申し訳ございません・・・。
裏ぶたにはこのようなトビウオのような刻印がありましたが、薄い刻印の為、現在はほとんど見えなくなっています。
が、光に反射させるとちょっと確認出来ます。
今考えると、このお魚さんの時点で、潜れませんよ~と言っているようなもんですね。(笑)
オリエント好きはもちろん、単純にデザインだけ見ても非常にカッコイイ時計です。
そうそうご用意出来るモデルではありませんので、是非この機会にご検討よろしくお願い致します。
オリエント オリンピアカレンダーオリエント ダイバー
60年代、手巻き
SSケース、ケースサイズ40ミリ
超希少品
¥78.000-(税込) SOLD