国産第4のメーカー タカノ

 

1957年、腕時計製造開始から約5年でリコーに吸収された事により一時期は幻の国産メーカーと呼ばれていました。

 

今年、タカノブランドが復活し、先日生まれ変わった新しいタカノの時計が発表されました。

 

まさに新生タカノとも言うべき洗練されたデザインは、今後の展開に大きく期待が持てます。

 

当然ながらオリジナルモデルへの関心が今後高まる事も予想出来ますが、実はリコー時代にも復刻モデルは発売されていました。

 

 

 

それがこちら。

 

タカノ創立60周年を記念して98年に発売された1960本限定モデルです。

 

タカノの名作シャトーを再現し、シンプルな白文字盤とコレクターズアイテムとして名高い城の絵がプリントされた文字盤の2種類を発売しました。

 

ちなみに、2018年にも創立80周年を記念して限定モデルを発売しておりますが、この頃と言えば腕時計事業はかなり縮小されていたと思われますが、そのさなかに復刻モデルを発売したところにリコーのタカノブランドへの愛着も伺えて個人的には驚きと共に嬉しいニュースでした。(ちなみにこちらは限定300本で現在では入手もかなり困難です。)

 

3年後には腕時計事業から撤退したのでなおさらです。

 

 

 

 

裏蓋には限定の刻印があります。

 

この1960本はタカノシャトーが発売した年に合わせています。

 

 

 

ムーヴメントはスイスのETA社製2801-2。

 

数多くのメーカーが採用しており、メンテナンスも安心。

 

国産メーカーのリコーにETAという組み合わせもある意味面白い組み合わせです。

 

 

 

タカノが持つ数々のストーリーは、今後ますます注目を集めていく事でしょう。

 

サイズ感も含めて、タカノの持つ「和」の雰囲気がよく再現されている名復刻品です。

 

2本揃う機会はなかなかありませんので、是非店頭で見比べてみてください。

 

それではまた次回。

 

Mでした。