まず、腕時計に対する男女比率を考えてみます。

アンティーク時計の場合、その趣味性の高さから男性の方の比率が高く、１０～１５年前は男性９女性１の割合と言っても過言ではありませんでした。

冒頭でも述べました通り、ここ２～３年で女性のお客様もかなり増えてはおりますが、比率的には男性７女性３くらいかと思います。（でもかなり増えたんですよ！）

例えばOMEGAコンステレーションCラインを例に挙げてみます。

当店でも男女問わず人気の高いモデルですが、価格はメンズサイズと比べてレディースサイズは３割程安くなります。

これはレディースサイズの方が人気が無い訳ではなく、先ほどの比率の通り、メンズサイズの方が売れる本数が多いため、その分相場が上がる傾向にあるからです。

逆に言えばレディースサイズは相場が荒れにくく、なかなか見かける機会の少ないモデルでも、メンズサイズよりもお買い得な価格で購入する事が出来ます。

男性からすると、羨ましい話です。

そこで、今回はオメガを中心におススメのモデルをご紹介させていただきます。

OMEGA　コンステレーションCライン

現在も続くオメガを代表する高級機です。

60年代に発売されたCラインは、パテックフィリップやオーデマピゲ等数多くの１流メーカーで活躍した時計デザイナージェラルドジェンタ氏が手掛けています。

卵型のケースはこの時期のジェンタデザインの特徴の一つで、モザイク柄の文字盤も質感を高めています。

メンズモデルと比べてブレス付きは少なく貴重です。

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OMEGA　シーマスター

アンティーク時計においてオリジナルの黒文字盤はブランド問わず希少です。

もともと生産本数が少ない事と、白文字盤と比べて文字盤の劣化が早く、キレイな個体が非常に少ない事も理由です。

近年はROLEXを中心にエイジングした文字盤の人気が高まっており、個人的にも風合いの出た文字盤の独特な存在感はとてもオススメです。

清潔感のあるドレスシャツに合わせるとより風合いが増してカッコ良くなります。

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OMEGA　ジュネーブ

こちらも男女問わず人気が高い全数字文字盤です。

プレスで押し上げられた数字は立体感があり、鉄道時計のようなデザインも可愛らしい印象です。

スクリューバック式の防水ケースも初心者の方にはおススメで、幅広いスタイルに使用して頂けます。

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ＺＥＮＩＴＨ　レディース

スイスの老舗メーカー「ゼニス」です。

技術力に定評のあるメーカーで、代表作「エルプリメロ」は一時期ＲＯＬＥＸデイトナにも搭載されていた名機です。

男性人気の高いブランドですが、レディースサイズにも優れたデザインの時計が多いんです。

こちらは５０年代のオリジナルの黒文字盤。

スモールセコンドを組み合わせた文字盤はこの時代王道のデザインで、枯れて風合いの出た夜光数字もアンティーク感をさらに強くしています。

丸みのあるケースも柔らかい印象です。

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IWC　レディース

オールドインターの人気はここ１～２年特に高く、最近では女性の方もお探しの方が増えてきました。

シンプルなデザインの中に重厚感があり、手に取って頂くと質感の高さがすぐに分かります。

この画像では少し隠れていますが、お魚マークのリューズもポイントです。

大人の時計という言葉がぴったりのブランドです。

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