シチズン初の腕時計クロノグラフ。
レコードマスターが入荷致しました。
SEIKOクラウンクロノグラフと同じ積算計を持たないシンプルな構造ですが、瞬時に再計測が行えるフライバック機能を搭載しています。
年代なりの小傷はございますが、ラグのラインもしっかりと残っています。
文字盤も経年変化はございますが、ケースの小傷と相まって良い感じです。
ホーマーをベースに組み立てられたムーヴメントはスイス製クロノグラフに比べてシンプルな構造です。
劣化しやすいプッシュボタンはトップにややメッキの劣化が見られますが、ボタンの輪郭はしっかりとしています。
もっと劣化が進んでいる個体が多いので、良い部類に入ると思います。
Cマークのリューズは嬉しいポイントですね。
国産初の腕時計のクロノグラフはSEIKOクラウンクロノグラフの1964年で、シチズンにおいてはさらにそこから3年後の67年になります。
スイスメーカーと比べてかなり遅く、その後すぐに自動巻クロノグラフの開発競争に移るため、手巻きクロノグラフの時代はあまり長くは続きませんでした。
デザインも70年代以降のスポーティーなスタイルと比べるとクラシックで軍用時計のような雰囲気もあります。
明日ホームページ掲載です。
どうぞお楽しみに!
以上、Mでした。