久しぶりのコラムはエテルナです。
1856年創業のエテルナ。
確かな技術力を持ち自動巻の発展に大きく貢献したボールベアリングの開発や、スイス最大のムーブメントメーカーETAの生みの親は有名なストーリーです。
個人的にも好きなメーカーで、私ももちろん所有しておりお店でも重宝しております。
マニアックなメーカーではございますが、目を引くデザインの時計も多く業界内にも好きな方が多いように思います。
そんなエテルナの代表作の一つがこちらの防水時計コンチキです。
ちなみに、私が所有しているのもこのコンチキになります。
1947年、探検家トール・ヘイエルダールと5人の乗組員と共に大型の筏船で南米からポリネシアに出発。
翌年にはその時の模様をまとめたコンチキ号漂流記が出版され、大ベストセラーを記録しています。
その時の筏船の名前がそのままモデル名に採用されています。
文字盤の5つのドットはエテルナが開発したボールベアリングをイメージしています。
ベゼルの無いボリュームのあるケースはスポーツモデルとしてはやや異質の存在感で、重厚な中にもドレスウオッチのような華やかさも併せ持ちます。
ラグの形状も少しツイストっぽい感じ。
こうした細かな仕様が時計に品を与えています。
裏蓋の中央にはコンチキ号のメダルが付いています。
裏蓋自体も底深く、ボリュームのあるケースの要因の一つになっています。
で、こちらがムーブメント。
ローターの中心部にはしっかりとボールベアリングが確認できます。
よく見ると、文字盤のロゴそのままの配置です。
ETAの生みの親というとんでもないストーリーを持ちながらもマイナー感から抜け出せないそんな所も個人的には愛らしいポイント。(エテルナからすれば余計なお世話ですが)
選ぶベルトによって武骨にもドレッシーにもアレンジ出来る懐の深さも魅力的です。
数年前までは市場でもそれなりに見かけていた時計ですが、ここ1~2年全然現れてくれません。
この機会にいかがでしょうか?
それではまた次回
Mでした。